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ローバーミニ、ERAターボにフルコンを取付けました。
今回は、エンジンの修理が目的です。
●車体はローバーミニ限定車のERAターボです。
今回は、修理目的ですのでノーマル車両です。
エンジンの調子が悪いと言う事で入庫です。症状は、吹け上がりが今一歩。又、エンジンを切った時にランオンする(エンジンを切った後も、エンジンが暫く止まらない状態です)
修理方法は色々ありますが、今後のチューニングの展開や、希少車の為の部品の入庫状況(価格も高い)を考え、フルコンを取り付けることにしました。コントロールは点火のみで燃料は元々のSUキャブのままです。この辺りは目的と予算に関係します。フルコンはEMSを使用しました。
エンジンは、クーラーもついたノーマル車です。ERAターボも何台か乗りましたが、この車は調子が良い方です。ブーストも適度にかかっていますので、ターボ無しのミニクーパーよりパワーがあります。カタログ上は95PSとありますが、とてもそこまでは感じられませんが・・・
ERAターボのなかにはブーストがかかっていない車もあります。その場合はターボ無しの車より遅いです。『狼の皮を被った羊』状態です。
派手なエアロが、かっこ良く個人的のは大好きです!
当時の新車価格は、約400万円で、手が出ません。
内装などの作りこみを見れば、納得できます。
コノリーレザーのシートや内張り、専用の多数のメーター、ターボエンジン、4ポッドブレーキなど、メーカー純正でここまでするかと言った感じです。
今回、点火部分のみフルコンでコントロールですが、エンジンは見違えるように調子が良くなりました。エンジンの調子が悪いキャブ車の場合、燃料に目が行きがちですが、結構点火に問題ある場合があります。
フルコンのセッティングにおいても、点火が決まれば、多少燃料のマップが良くなくても調子良く走ります。
折角のERAターボです。調子の悪いERAターボは、フルコン化も一度ご検討下さい。
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カタログの写真です。
派手なエアロと専用13インチホイールが良いです。 |
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フルコン化する為、エンジンの回転信号を取る必要があり、ピックアップセンサーを取付けます。
今回は、プーリーにトリガープレートを取付けました。 |
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フルコン化で、デスビが不要になりますので、メクラ蓋で塞ぎます。(当店オリジナル部品で販売中)
ERAターボのデスビは高価ですのでフルコン化のメリットがあります。又、エンジンルームが広くなることや、メンテナンスが不要になるメリットがあります。 |
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今回は、費用の節約の為、中古の97年以降エアバック車の点火コイルを使用して、同時点火としました。 |
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SUキャブの奥に見える部品を通り、下のターボから圧縮された空気がSUキャブに導入されます。 |
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すごくエンジンの調子が良くなりました。
エンジンのかかりも一発即。加速も良くなり、トルクが厚くなり別物になりました。
たかが点火ですが、びっくりです。元々があまり良くないんですかね? |
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