ステッパモーター

アイドリンドリングコントロール

クラッシックミニ・インジェクション車の日本仕様は全て同じシステムでアイドリングをコントロールしています。AT、MT問わず。通称「SPI」と言い、シングルポイントインジェクションを指します。

 

シングルポイントインジェクションとは、ミニの場合スロットルボディが一つでその中央にエンジンに燃料を噴射するインジェクターが一つある仕様を指します。インジェクターの燃圧は、現在の車とは違い1/3位の圧力です。

 

SPIモデルはアイドリングを、ステッパモーターによって直接コントロールしています。ミニのように直接コントロールしている車は珍しいと思います。バイクなどでは、あるようですが・・・

 

MPIモデルはアイドリングを、エアバルブによってコントロールしています。エアバルブによるコントロールは、一般的で珍しいものではありません。只、ミニのMPIはミニの最終モデルにのみ存在し、日本仕様のミニには存在しません。イギリスではクーラー付きのミニはありませんので、並行輸入されたMPIモデルのミニのクーラーは日本で取り付けられたものです。それ故このMPIモデルのアイドリング調整は追加で別に取り付けられているために難があるものが多いです。

 

日本仕様のSPIとイギリス本国使用MPIモデルでは、他にラジエターの配置他各部異なります。エンジン内部では、カムが異なります。MPIモデルには、カム角センサーが、エンジンブロックの裏側(インマニ下)に取り付けられ、720度の信号を拾っています。

 

話がそれましたが、ステッパモーターは、エンジンの始動時回転を少し上げたり、水温が低い場合なども回転を少し上げたり、クーラーを使用している時に回転を上げたり、アクセルを開いていた状態から、急激に閉じた場合に回転が不安定になることを調整したりするとても重要な役割をしています。
上手くアイドリングコントロールされいないと、運転していてエンジン回転が不安定になりとても疲れます。その点ノーマル車は優れ、あたりまえにコントロールされている為に、このような高度なコントロールされていることを感じさせません。

 

別の所でも書きましたが、フルコンを取り付ける際に、難しい点の一つです。意外に思われるかも知れませんが、走らせる為の、点火マップや燃料マップはアバウトでそれ程難しくはありません。レース仕様などはアイドリングコントロールを考えていませんので簡単です。町乗りでは、気候による違いや、気圧、水温、クーラー、ATの負荷など色々な条件によりコントロールすることが必要となります。

 

普通フルコンを取り付ける場合はこのアイドルコントロールする部分は、他の車の部品を流用します。国産のフルコンは、国産車の部品を使用するのが一般的です。海外製のフルコンの場合は、どの車をターゲットに作られたフルコンかによって、仕様するアイドルコントロールバルブが異なります。日本車をターゲットにしたフルコンでは、日本車のアイドルコントロールバルブを使用しますが、汎用的なフルコンの場合は選択しがいくつかあります。

 

ミニのステッパモーターは、国産のフルコンではコントロール出来ないのでは?その点、海外のフルコンは対応出来る場合があります。もちろんミ純正のステッパモーターをあきらめ、他のアイドルコントロールバルブ等を仕様する方法もあります。

 

下記の写真のような、スポーツスロットルを取り付ける場合は、レース用と割り切りアイドルコントロールをあきらめるか(とても町乗りは出来ません)、インマニにアイドルエアバルブを取り付けるのが一般的です。

 

今回は、純正のステッパモーターを加工して取り付けてみました。

 

利点として、細かい制御が出来る。既に部品があるので費用が抑えられる。コンパクトに収まるなど良いことが多いです。

 

もちろん、クーラーを使用した場合のアイドルコントロールも可能です。